立山黒部貫光株式会社 様

駅員、売店スタッフ、従食の方など…「誰でも使える」業務連絡用デジタルサイネージ

駅員、売店スタッフ、従食の方など…
「誰でも使える」業務連絡用デジタルサイネージ

立山黒部貫光株式会社様は、北アルプスを貫く観光ルート「立山黒部アルペンルート」において、ロープウェイ・ケーブルカー・電気バス・高原バスなどの運輸事業をはじめ、関連会社が売店・レストランの運営など、観光に関わる幅広いサービスを展開されています。
各現場では、駅員や売店、従食スタッフなど、約450名のスタッフが活躍しています。

お話を伺った方
立山黒部貫光株式会社
総務部 石倉 様

導入前の課題

情報を伝えきれていないー紙の掲示の限界

従来、スタッフへの情報共有は朝礼や紙の掲示が主な手段でしたが、次のような課題がありました。

拠点間の情報格差

駅同士が離れていることもあり各拠点に均一、かつ、同時に情報を配信することが困難でした。

見過ごされる掲示物

新しい紙の掲示物を貼り出しても、スタッフに見過ごされる事がよくありました。

お客様対応に関わる情報共有の不足

テレビ取材などのメディア掲載情報を現場スタッフに伝える手段がなく、その結果、お客様から取材内容に関する問い合わせを受けても答えられず、接客の際に困ることもありました。

会社全体のDX推進

全社的にDX化を進める中で、情報伝達手段のデジタル化は急務でした 。

選定理由

PCやスマホを持たないスタッフも「誰一人取り残さない」仕組み

デジタル化を検討する上で最も重視したのは、ITに不慣れなスタッフや年配の従業員でも、迷わず使えることでした 。

シンプルで分かりやすい操作性

個人所有のデバイスに頼らず、共有端末で誰でも簡単に操作でき、画面が見やすいことが選定の決め手となりました 。

非PCユーザーへの対応

正社員が使うグループウェアとは別に、PCを所持していない約200名の準社員・パートスタッフまで含めた全スタッフへの情報伝達手段が必要でした 。

既存資産の有効活用

新たな専用機材は不要で、利用していなかったPCにタッチパネルディスプレイを接続し設置。コストを抑えながらシステムの導入を実現しました。

主な活用方法・配信内容

「見るだけ」でOK!情報共有の習慣化とペーパーレス化の推進

各現場のスタッフが、休憩や待機時間に自由にサイネージを閲覧する形で運用しています。 本社や現場の各部所から、シフト表、社内連絡、メディア放映情報などを週1〜2回配信しています。

スライドショー形式で自動更新

操作不要で最新情報を自然に確認でき、年配のスタッフにも好評です。

ペーパーレス化の推進

紙掲示をデジタル化することで印刷・差し替えの手間を削減。

お客様とのコミュニケーションの支援

直接業務には関係のないメディア掲載情報なども共有するようにしたことで、お客様から問い合わせがあった際にスムーズに対応できるようになりました。

今後の活用について

年配のスタッフも多く、能動的な操作を促すことにはまだ課題がありますが、スタッフの閲覧状況が分かる「既読機能」や、意見を収集できる「アンケート機能」の活用や、共有PCしか利用できない社員への情報共有ツールとして利用できるようにさらに進化させていきたいと考えています。

企業名
立山黒部貫光株式会社
事業内容
鋼索鉄道事業(立山ケーブルカー、黒部ケーブルカー)
普通索道事業(立山ロープウェイ)
電気バス事業(立山トンネル電気バス)
一般乗合旅客自動車運送事業(立山高原バス、称名滝線、極楽坂線バス)
ウェブサイト
https://www.alpen-route.co.jp/
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