グランソールベーカリー株式会社 様

朝礼はシンプルに、情報は確実に。食品工場のスマートな情報共有術

朝礼はシンプルに、情報は確実に。食品工場のスマートな情報共有術

パンの製造・販売を行う「グランソールベーカリー株式会社」では、スタッフサイネージを導入し、全従業員への情報共有をデジタル化。情報伝達の確実性向上と業務効率化を実現されています。

お話を伺った方
グランソールベーカリー株式会社
小谷 様

導入前の課題

朝礼や紙の掲示の非効率さが課題になっていた

グランソールベーカリーは茨城県神栖市に拠点を置く、従業員約230名の食品製造会社です。パートタイム勤務者や外国人技能実習生が多いため、情報共有は紙や朝礼に依存しており、以下の課題がありました。

情報伝達の不確実性

紙を掲示するだけでは、従業員一人ひとりに情報が伝わっているかを確認できていませんでした。

紙媒体の管理負荷

保菌検査の案内などを定期配信しますが、お知らせの内容を再利用するために過去の資料を探す手間が発生していました。

朝礼の非効率性

最大30~40名を対象に一斉朝礼を行うものの、全てのスタッフに情報が行き届いているかどうかの確認が難しく、また、勤務シフトの多様化により1日最大で10回近く、朝礼を実施していました。同じ内容を繰り返し伝えることで抜け漏れや拘束時間の増加が生じていました。

個別連絡の煩雑さ

スタッフへの個別連絡は事務所まで呼び出して対面で説明する必要があり、双方に時間的負担がありました。

選定理由

スマホ不要、全員が利用できる情報共有手段

同業の食品工場からスタッフサイネージを活用していることを聞いて興味を持ち、まずはトライアルを実施。その結果を踏まえ、本導入を決定しました。

全員に届く情報共有

チャットツールも検討しましたが、現場への私用スマートフォンの持ち込み禁止やスタッフ全員分の業務用端末の配布コストが課題でした。共有端末で全員が利用できる点が決め手になりました。

直感的な操作性

操作がシンプルで、簡単な説明だけでスタッフもすぐに使い方を習得しました。

導入効果

個別連絡の効率化や朝礼の時短化   

朝礼時間の短縮

口頭での詳細説明を減らし「詳細はサイネージを確認してください」と案内することで、朝礼時間を削減。管理者の負担も軽減されました。

情報伝達の確実性向上

誰がいつ閲覧したか確認でき、抜け漏れが減りました。

個別連絡の効率化

PINコードでのスタッフ認証を利用し、共有端末でありながら個別に連絡ができることで対面連絡が不要になりました。年末調整の事前アンケートなどもスムーズになりました。

【スタッフ側画面】PINコードでスタッフを認証後、個人宛のお知らせを確認できます(掲載画像はサンプル画面です)

コンテンツ管理の効率化

同内容のお知らせは日付を変更して再利用でき、更新が楽になりました。

【お知らせ編集画面】コンテンツ作成機能を利用して、変更箇所のみ修正し配信するだけ(掲載画像はサンプル画面です)

紙の削減

従業員に常に見せたい内容(注意事項など)は紙の掲示を継続していますが
日頃の業務連絡の印刷枚数は大幅に削減されました。

主な活用方法・配信内容

スムーズに情報を確認できるような導線づくり

5台のiPadと1台のPCでスタッフサイネージを運用しています。スタッフは着替えと勤怠登録を終えた後、スタッフサイネージで情報を確認してから現場の入口へ向かいます。工場に入る前に確認できるように設計し、スムーズに情報を確認できる仕組みを整えています。混みあう時間は、休憩前などに確認するスタッフもいますが、必ず1日1回は見るようルールを徹底しています。
配信内容は主に業務課(総務)と現場の製造課リーダーや課長が担当しています。
ルール変更、注意事項、提出物の依頼、ミーティング案内などを中心に配信しています。

今後の展望 

機能追加の要望を出していたテロップ機能や期間別の既読率集計機能を追加してもらったので、もっと活用していきたいです。また、非常に使いやすい仕組みでスタッフの反応も良いので、グループ会社への展開も検討しています。

企業名
グランソールベーカリー株式会社
事業内容
セブン-イレブン向け冷凍パン生地・焼成パンの製造及び販売
ウェブサイト
https://gs-b.co.jp/
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